SONY M-88用リモコンマイク 1-542-108-
いやはや、これはM-88用のリモコンマイクであります。本体はいわゆるミニのステレオプラグ=TRS(Tip,Ring,Sleeve)プラグになっており、RのほうすなわちRingは、リモコン接点になっております。このリモコンマイクにはモーターON/OFFのリモコンスイッチとマイクも付いています。さらにモノラルのミニジャックが付いていて、ここにイヤホンが刺さります。前出の記事でDCカットされていると書きましたが、開けてみるとそうではなく、そのままつながってました。よく見たら、見なくても、PLUG IN POWERて書いてある。つまりマグネティックイヤホンをつなぐと、録音時はプラグインパワーのDCがかかったままイヤホンがマイクになっていることになります。再生時はイヤホン出力になっているという・・・。
すなわちここにさらに例えばプラグインパワーのエレクトレットコンデンサのピンマイク等を繋げば、録音時はマイクになるということですね。内部には真鍮でシールドされたECMモジュールが入っております。
コンデンサではなく、16KΩの抵抗が一つ入っておりますね。これが真ん中の接点、ステレオプラグでいうところのRの方につながっていて、これをGNDに落とすと分圧値がリモコンになってモーターが止まると。ピンチローラーは当たりっぱなしになっているので、あくまでも一時停止であります。ずっとそのままではピンチローラーが変形いたします。本体側にはコンパレータが5つ入っているICが付いていて、アナログ値を検出してリモコン動作をしているということです。それゆえ、モノラルのイヤホン等のプラグを本体に直接挿して、真ん中接点がGNDに落ちたとしてもモーターは止まらない。すなわちモノラルのプラグインパワーのマイクを本体に直接挿してもマイクとして動作する。しかもステレオのプラグインパワーのマイクを挿したとしても片方だけマイクとして動いてモーターは止まらない。但し、再生時はマイクに音声出力されることになりますが、まあそんなことではどちらも壊れたりはしない。おもしろいですねぇ。
さて、↓ この類のピンマイクもモノラルながらプラグはTRSプラグになっていますね。どんな結線になっているのでしょう??
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