残念ここが見たかった件・分水手段

Panasonic NP-TH1 Water distribution mechanism
いやはや、ここに分水手段があると思われるのですが、開け方が分からない。切り裂かないと開かないような感じですか。実物が見たかったのですが・・・。ここがトラブると直せないですね。本体交換でしょう。しかし、これがパナの食洗器の要と言っても良いでしょう。詳しくは特許開2006-325910あたりを見ていただくとして、これにも実物の構造があまり詳しくは書いていなく、むしろ昔のカタログに図があったような気がしますが、特許にかかれている本体は、Nationalのころの、長持ち、ヒーターが洗浄槽の底の水たまりにあるタイプの図であったりします。ここの図には単に分水手段とかかれているだけですが、他社に見られる、プランジャーによる電気的な駆動方法で水路を切り替えるのではなく、浮き沈みする回転弁を水流モーターをON,OFFすることによって、順に切り替えていくという素晴らしいエコな機構であります。排水モーターのパッキン部から容易に水漏れするのとは対照的に、外部には軸も何も出ていないので、この部分から水漏れすることはないでしょう。電気を使っていないのがすばらしい。ラッチする引っ掛かりを水圧で固定して、モーターを止めて水圧がなくなると浮にもなっている回転体の弁がうまくずれて落ちてきて、次の位置に水流が変わるということなんでしょう。上手いこと考えましたね。モーターがいったん止まるごとに、水流が出ているノズルが変わるのはこれの働きですね。これを見たかったのですが・・・。割ってみるか・・・。なお、また書きますが、同じコンセプトのような、温水便座のノズルの位置を水圧で引っ掛けてくる機構は3年持ちませんでしたが・・・。機構的にはかなり完成度は既に高いのですから、耐久性を落とさない設計をぜひ。
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