« 食器乾燥機に成り下がった食洗機の話 | トップページ | もし水漏れだけならの件 NP-TH1 »

これは10年持つ設計ではないなの件

Npth1_mainmotor
Panasonic NP-TH1 Undurable main motor module
いやはや、食洗器の続きであります。メインのモーターも気になるところなので外してみました。吸い込み側は、本体の水たまりと、偏芯したゴムチューブがクリップで止まっております。掃き出し側は、トイレの便器的にゴム管に突き刺さっていて、ねじ2本を外すと簡単に取れました。横にぶら下がっているのは、ACモーターのコンデンサです。モーター自体は綺麗にできていて、さすがnidec製という感じですかね。
Npth1mainmotorsprit
ヒーター部分は排水モーター同様にバヨネット式で合体していて、フックを曲げて回すと取れます。ここにも水漏れしそうなOリングが入っておりますね。こちらは、交換するとしたらG75あたりが合うかもしれませんが、少し太めに見えます。
Npth1_heater
この部分がヒーターですね。こんなところに水温を上げるヒーターを持ってくるというのはどうしたものか。各部のモジュール化、交換するときに簡単、機構的に特許案件としては面白いものの、温度差の出る部分として周囲の材質の問題を考えると、耐久性的にはいまいちですねぇ。
Npth1mainscrewdrop
なんと、プロペラがもなか様にボロボロになっており、つまむともげてしまいました。熱と、洗剤や洗浄剤の酸にやられているのでしょう。某所の下水管ではないですが、腐食が進んでかろうじて引っ付いていた感じ。これは材質の選定ミスでしょうかね。しかも真横にヒーターであぶられるとは可哀想なプロペラ。ステンにしたいところですが、軸をどうつなぐかで腐食しやすい可能性もあり、この加熱部分の特許は検索していないですが、この構造は耐久性の点で企画倒れと感じます。正規に軸を抜く時はどうするのか? 軸にバネが付いているのでなんかすると抜けるのかな?
Npth1mainrustyscrew
なんとプロペラのふた側も取れてしまいました。もしかすると変なモーター音がしていた時は、空回りしていたのかもしれません。2018年からまだ7年目か・・・。前のは14年も持っていたのに、もう少し持ってほしいところ。しかしこれが持っても排水ポンプの枠が割れてきて水漏れしてくるので結局のところ、設計寿命も期待寿命も、実績寿命も最低5年ていうところなんでしょう。上手いことなってますよね。長期保証は意味なし。その後劣化タイマーにより故障。昨今の家電はこうも短命なのか。昭和家電を見習わねば。そういや、久しぶりにO-人事のCMの新作がでてますよね。綱渡りとたらいまわし。前の距離を感じたらもすきだったなぁ。というわけでこれの修理は無理そうですね。新しいの発注するか。もう一つ不満を言えば、お皿を並べるカゴは、前のやつの方が乗せやすかったですね。改良みたいなこと書いてあったけど使いにくくなった改良とはこれ如何に。もし開発者さんの目に留まったなら、参考にしてくださいませ。NationalのNP-50SX3の方が倍も長持ちだった事実。

| |

« 食器乾燥機に成り下がった食洗機の話 | トップページ | もし水漏れだけならの件 NP-TH1 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 食器乾燥機に成り下がった食洗機の話 | トップページ | もし水漏れだけならの件 NP-TH1 »