水を検出するとピピピと鳴る水検知センサー
いやはや、これは水漏れを知らせてくれるブザーでありますが、以前いけていないシャワーホースの水栓から水が垂れてきていたことがあり、またなると嫌なので垂れてきたら音が鳴るようにセットしてあるのですが、そろそろ電池がなさそうなのでコイン電池を交換しようと取り出してきたところであります。電池がまたレアで、CR1620であり、100均には在庫がない場合が多い。このサイズはヨドバシで買った方が百均より安いでしょう。昔ならセンサーの接点間の抵抗をうまく検知して、ある程度連続した期間検知し続けたら、ブザーを鳴らしてと言う回路を組む必要があったわけですが、昨今こういうややこしいのはワンチップCPUの出番であります。これはちょっと3ピンでは無理なので8ピンですかね。ややこしい調整は全部ソフトで解決できますねぇ。充放電で組んでいたタイミング取りもソフトなら簡単であります。
で、作りがどうも今一でこなれていなく、かなりぎこちない。線もボンドで止めてくれていないのですぐちぎれる。電池のソケットがこれまた秀逸で、底が全く接触してくれない。やや膨らみのある個体なら接触するかもと言ういけてないソケット構造であります。ちなみにコイン電池のソケットの接点と保持を基板を利用して金具で構成したタイプは、ほぼ100%トラブりますから、産業用途では使いません。RTCやバックアップのコイン電池は、振動のない用途なら、かつてパナが売っていて、最近タカチが売っているような、ちゃんとした金メッキのしっかりしたソケットを使うか、ブレても接触し続けるためには線を溶接してコネクタで接続しないとまともな信頼性は得られません。どんなソケットになっているかで、どれくらいの信頼性の設計、もしくはノウハウがあるかが分かりますねぇ。
そいう言う点では、長期にずっとちょっとだけ消費しているこのような用途の電池のソケットとしては、これはだめで、しかも圧と厚が足りなくて接触しないというガささであります。仕方ないのでばらして底に銅箔を半田付けして盛り上げて接触するようにしました。
一応動くことを確認しました。もしもっと厳格な処理水の漏れなんかを検出する必要があるなら、このような信頼性のない電池の構造ではダメでしょう。なんか腕に巻く蚊よけのやつみたいにベルトが付いてますが、排水管の塩ビパイプに巻き付けたりしておく用のようです。これにキッチンペーパーを挟んで延ばしておけば、浸みてきたら鳴るでしょう。鳴ることを確認してセッティングし直しました。まあこんな小さくなくても良いので、昔の共立の階段に並んでいたような、変な電子音の回路とちびCPUで自作するのもありですかね。電池もローパワーなCPUならコインでも年単位で持つでしょう。作るなら単三で良いか。
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