パチ物BNCの系譜の件
左genuine BNC 右パチBNC
いやはや、ぱちBNCの紹介です。左は純正と言える標準の銀メッキのBNCプラグで、右はパチのBNCのプラグのアダプターです。すこぶる接触が悪いなと思って比べてみたらそれは当然。まず、純正では枠にバヨネットのピンを避ける半円の切込みがありますが、パチにはありません。ゆえに非常にきっちりできているオシロの口とかに挿すと抜けなくなったりします。その回避策は、若干径が大きく作ってあり誤差で刺さることを期待している。なんとセンターピンのセンター微妙に出ていない。パチはこんなもんでしょう。その逃げは挿したら寄っていくだろうという設計か。絶縁物は当然テフロンでもジュフロンでもないただのナイロン。ゆえにインピーダンスは適当です。内径に擦ってはいるGNDの径が割を省略している上にかなり細い。テーパーが付いていれば奥では接触するのかと思いきや、テーパーは付いていない。ゆえにGNDの接触が悪いのですねこれ。大陸製のコネクタの廃価なものはこんなもんです。大陸製でもまあまあ良くできているのも中にはあります。まずの判断の基準は、外枠のバヨネットのピンの逃げがあるかどうかでしょうか。ない奴は精度は全くないと思ってよいでしょう。パチはパチ用途に使いましょう。まあしかしロックしてもGNDが浮いているプラグは使い物になりませんがね。
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