« 2023年7月 | トップページ | 2023年9月 »

S1500の修理・ローラーを準備しよう編

S1500silicontubecut
タイガースポリマー シリコンチューブ 内径6mm外径12mm肉厚タイプ 切り売り850円/m
いやはや、先駆者に従って、シリコンチューブで代用です。肉厚タイプのシリコンチューブはいろいろ使い道があって、固いタイプなら若干表面をシボ加工ぽくしてピンチローラーにも使えたりします。今回もまたまたうまく軸が6mmで外径が12mmと言うぴったりのサイズがあってありがたい限り。残念ながらこのサイズは手持ちがなかったので、密林に発注。zon在庫に発注したら、在庫切れで入荷日未定だって。やむなくキャンセルしてKINGWORKSと言う切り売りしてくれているところに発注しなおしたら速攻翌日到着。横幅は25mmとしている人もいるようですが、実測は23mmくらいなので左右のクリアランスも考えて、23mmでカットしました。
S1500silicontube
吸い込み側と送り出し側のローラーの位置は少しずれているようで、現物合わせで真ん中に持ってきたらこんな感じでした。さあ、あとは分解とは逆に組み立てていくだけですが、基板をつないだところで一回動かしてみるのが良いでしょう。
↓ 以下はADDBLOCKしていると出てきません。

| | | コメント (0)

S1500の修理・ローラーの軸を外そう編

S1500jikukanagu_20230827023701
ScanSnap S1500 給紙ローラーの軸
いやはや、Scansnapの分解の続きであります。吸い込み側のローラーの軸はこの部分の真鍮の金具が両側で支えており、金具を筐体の溝から回転させて浮かすと抜けるようになります。ギア側の金具がうまく回せないのですが、それはうまく考えてある、次の写真のように反対側から押す穴が開いているのです。ここからちょこっと押してやると、金具が立ちます。その前に、黒いギアは写真の軸の先端手前のくぼみに爪が引っ掛かっていて抜けないようになっているので、その爪を起こしてやると抜けます。但しPOM製のギアが非常にきっちりできているので、少し潤滑剤なりを垂らしてやらないと密着していて抜けない感じでした。割れない程度に、傷がついても支障のない部分を狙ってこじってやると浮いてくるでしょう。軸のギアを抜くとその他2つの中継ギアも抜けて落ちてしまいましたが、これは同じもののようで交互に差し込めば元に戻ります。
S1500jikukanaguhole_20230827023701
表側のここの穴が真鍮金具のベロが見えているところなので、ここを押してやると簡単に金具が立ってきます。金具が通り抜けられる樹脂の空間に合わせると、金具が左右に動けるようになり、軸が持ち上げられます。
S1500jikumochiage
軸はギアとは反対側から持ち上げると抜けます。見事にどろけたローラーが糸を引きながら引っ付いてきますね。とまあ、チャンレンジされる方は参考にしていただければと思いますが、実物を見ながら分解していけばわかる内容かと思います。どうついていたのかが分からなくなるといけないので、いじる前に写真を撮っておきましょう。この写真では邪魔なCFL用インバーター基板と、重なり検出用の超音波センサー?基板とその枠も取り外しています。

| | | コメント (0)

XP延命計画の件つづき2

Biostarta790gx
OTTER slim case with BIOSTAR TA790GX socket AM2 Mother board
いやはや、XP延命計画の続きであります。これはBIOSTARのMB (Mother Board)で、XP機としては2代目になります。初代はMSIのK9AGではなかったかと思いますが、そのころのBLOGを見ればあるかな?ないかな? たぶんそのころはウナギの寝床HTMLだと思うので、あまり詳しく載せていないかもしれません。初代機はまだ固体電解ではない時代で、電解コンが膨れてきていて、たまに吹っ飛ぶ症状が出てきて、急遽中古でぎりぎりGETしたAM2世代用のに移行したのでありました。このMBはUSB2時代の最後の世代交代時期の特徴をとても表していて、なんでもありなところがとてもありがたい。かつての、ペリフェラルさえsuperI/OのISAカードが必要であったシンプルなMBが懐かしいですが、とりあえずCPUとメモリーだけあれば動くオールインワン世代であり、GIGAイーサもある。Radeon HD 3300もあってとりあえずVIDEOカードがなくても絵が出る。DDR2メモリーも4スロットある。ちゃんとWall付きのコネクタでPATA(IDE)コネクタもあるし、FDDコネクタもある。SATAも6ポートある。HD-AUDIOもついているし、USB2の内部コネクタも4つもある。そして、ISAスロットこそないものの、PCIスロットが2つある。PCIeもx1とx16の二つある。そして時代の流れで、周辺も含めてVRMあたりも固体電解で構成されている。ある意味とても貴重なMBではないかと思われますね。これをスリムケースに移植であります。ぴったり収まりそうですかね。

| | | コメント (0)

リングライトの線が切れた件

Ringlightremocondisconnect
エツミ LED リングライト VE-2253の操作スイッチ
いやはや、これはもの撮りの照明に便利に使っているリングライトのスイッチ部であります。なんだか、最近のものと配列が違う気もしますが、点灯したりしなかったり接触が悪い状態になった。スイッチは電子スイッチなのでどこか断線しているのだろうと、うねうねすると、反応するところがある。それを狙って被覆を捥いでみたのですが・・・・。
Ringlightremocondisconnect2
なんと、場所が外れだった。ニッパや工具もなく、爪でもげるくらい脆いシースなのも驚きですが、捥いだところから一本ずつ引っ張ってみると、するすると抜ける黒い線。抜いてみるとなんと切れていたのは操作部の根元付近。ありがちな断線箇所でした。 でも、各部を固定してうねうねしてみるとここだったんだけどねぇ。ここをうねうねすると、中で芯線が動いて反応していたようですね。
Ringlightremoconreconnect
やむなく、剥いたところまで切り詰めてつなぎなおして完了です。治りました。先日のキーボードの線もそうですが、中華製のこの手の線は質が悪いですね。シースや被覆の強度が全然ない。臭いわ、油が染み出てくるわ、脆いわ、すぐ劣化するわで質の悪いPVCには要注意であります。

| | | コメント (0)

XP延命計画の件つづき

Ottercase
OTTER 300W SFX電源搭載 Micro-ATXスリムPCケース ¥6800-
いやはや、どれかの箱を流用しようかと思っていたものの、邪魔くさいので&電源付いているのに結構安いので、またまたスリムケースを買ってみました。おっと、OTTER、これは前に買った6000円のANTECとパネル以外同じなのでは? 電源の固定ベロがぺろぺろで、日本に着くまでに電源が自重で振られてゆがんで枠からはみ出しているところも同じですかね。ケースファンも付いてますね。真四角タイプのATXマザーがきっちり入る大きさです。5インチの光学ドライブも立て向けながら入りますね。きちきちですが、値段の割には使えるケースですね。前のANTECはメーカー物のMBを入れて、Win7が入っております。これでwinXPが立ち上がるようにしておけば、どうしてもの時にすぐ使えますね。と、ケースを眺めてまずは妄想です。

| | | コメント (0)

S1500の修理・基板を外そう編

S1500pcbabunri
ScanSnap S1500 PCBA を外す
いやはや、ばらしの続きであります。給紙側のローラーの軸は、基板の付いている板金の下にあるので、一旦、基板を外します。すべてのコネクタを抜いて、どの穴から出ていたかを記録しておくのに写真に撮っておきます。すべて異なる種類のピン数のコネクタになっているので、間違えて挿すことはないです。かつてPCのマザーボードが台湾からやってきたとき、日本人はハウジングのないピンヘッダーに、LEDやらスイッチやらそのへんの線がさしてあるだけと言う安直な構造に驚きましたが、さすが日本製ですね。すべてちゃんとハウジングのあるコネクタになっています。線だけ引っ張ると線が切れるかも。ハウジングをドライバーでこじると割れるかも。このあたりはちぎれない程度に線を引っ張りながら、ハウジングをこじるという手加減の慣れが必要でしょう。コネクタが外れたら、これまたさすが日本製。ちゃんと線止めのサポーターが立っていますね。前に一回ばらしているので初期と同じになっているかはやや怪しいですが、元に戻せるようにこれまた写真を撮っておきましょう。
S1500pcbanosita
線を板金の穴からそれぞれ抜けば、板金がようやく取り外せます。板金の下には下側のCCDユニットと、CFL用のインバーターが見えますね。ローラーの軸はこれらの下にあります。CCDユニットは嵌っているだけで、左右の引っ掛かりを外せば取り外せます。CCDユニットと、ガラス面はゴミやらほこりが入ってしまうとスキャン画像に線が出てしまいますから、ごみが入らないように置いておかないといけません。この部分が密閉構造でないところから、紙のくずをエアーダスターで噴いて掃除しているとこの部分に入り込んでしまうのですねぇ。何年か前にばらした記憶が蘇ってきました。つづく・・・。

| | | コメント (0)

S1500の修理・ベルトを外そう編

S1500beltpulley
ScanSnap S1500の給紙、排紙ローラーの軸を外すの図
いやはや、ScanSnapの軸を外す方法であります。ギアを露出したら、まずはこのプーリーを抜いてベルトを外す必要があります。だいぶん使っているので、ベルトがささくれていますねぇ。 先端の爪が両側かかっているので、片側マイナスドライバーでは反対側がまだ引っかかっていてなかなか抜けず、尖がっているピンセットを押し込んで両側同時にラッチを浮かせると抜きやすかったです。このギア部分側面を露出させるには、各部の爪の引っ掛かりを外していき、外側の殻から中身の塊を取り出す必要があります。これをどうやるかは皆さんあまり詳しく載せていませんが、この工程を自前で気付きながらできないようではこの先の作業は到底無理と思われますのでやらないのが良いでしょう。元に戻せないと思われます。その場合は新しいのを買いましょう。

| | | コメント (0)

夏バテACアダプター

Tn050100down
TN-050100 ウイコウジャパン UL PSE 5V1A
いやはや、これは、一時期ルーターにしていたRminiについていたACアダプターだと思います。余っているのでLEDをつけるのに使っていたら、オーバーロードしていたのかもしれませんが、つぶれてしまいました。物的にはちゃんとPSEを表示しているまともなものの類であります。せっかくなので観察がてら開封してみました。二重絶縁のマークをつけているだけあって、厳重に接着されていました。ゆえに切込みを入れて開けました。
Tn050100pcba
中はシンプルですね。5Wしかないので、欲張っておらずむしろ好感が持てます。ただし電解はパチコンですねぇ。ACプラグの刃とのコンタクトは、基板裏のPADで接触していて線はないです。
Tn050100pcba2
裏面にブリッジとICがあります。1次側と2次側を分けるスリットも設けられていて、シルクも含めて案外綺麗に作られています。ICはOn-BrightのOBT-02 High Precision CC/CV Primary-Side Power Switch と言うやつです。片側の足が一つないのが特長ですね。フィードバック用のフォトカプラがありませんが、一次側の補助巻き線から電源を取りつつ発振状況を見ているタイプですね。ダイ粗の300円のとほぼ同じか。
Obt02typapp
ぱっと見では回路はDataSheetの TYPICAL APPLICATIONほぼそのままではないかと言う感じです。まあ1A程度ならこんなので行けるのでしょう。厳密なレギュレーション性能は気にしない用途ですね。こういったACアダプタの場合、挿しっぱなしはよくあるパターンですが、無負荷だと100mWも食わないようなスタンバイ電力のようです。
Tn050100alconburn
さて、何が壊れているのかですが、とりあえず出力平滑用のパチコンは破裂していますね。USBのコネクタの両側にありますが単純にパラになっており、両方膨れています。FUSEは飛んでいないので、電解を替えたらちゃんと発振するのかもしれませんが、これを治してまで使う気はしないので、ごみコレクションの方へ移動したいかと思います。お疲れさまでしたということで。
↓以下、addブロックされていると出てこないと思いますが、代替にこの辺の安売りを物色中。グルマンディーズ扱いの人気のないキャラクタのは500円台から売ってますね。2.4AでちゃんとPSEしているようなのでQCとか大きさ形にこだわらないのならお買い得か。ダイ粗の300円も候補ではありますが。

| | | コメント (0)

XP延命計画の件

Xplif-extensionplan
BIOSTAR TA790GX with windows XP
いやはや、これはBIOSTARのマザーボードの付いた今時珍しいフルタワーケースであります。これを移動させようという企みであります。フルタワーの筐体を引っ張り出すことが現状苦しいので、この状態でマザーボードが外せるかどうかですねぇ。外すのはいけるかもしれないが、もう一回つけるのは厳しいか・・・。XPなんか何するのと言うなかれ、XPでしかうまく動かないやつがあるのですよと。過去のしがらみにまだこだわるのかと言うなかれ、XPがあってこそのWin7であり、Win10,11なのであります。すべて順調に進化しているのかと言えば、XPの方が良かったことも色々あるし、7はともかく、10ではそして64bitでは動かないH/Wをまだまだ温存しているのでありまする。このMBは実は2代目で、1代目は電解コンがあやしく、吹っ飛ぶことがあり、いつだったか中古で手に入れたこのMBでXPを認証しなおしたのでありました。つづく・・・。

| | | コメント (0)

これは難易度が高い分解が必要だの件

Dorobarremoved
ScanSnap S1500のドロけた紙送りローラー
いやはや、これは13年選手のScanSnapであります。昨今自炊は下火で、枚数は伸びておりません。いやむしろ、本のまま置いておくべきだったと後悔すること然りだったりして・・・。それはさておき、かれこれ21万枚越えのスキャン数ではありますが、猛暑がトリガーのひとつか、久しぶりにスキャンしようと出して来たら、ガガガガと止まってしまう。見れば、ローラーが見事に飴のようにドロけているではありませんか。これは困った。ググれば皆さん同様の症状でローラーの交換にチャレンジしておられる模様。この機種の分解についていは、以前にエアーダスターのやりすぎで、スキャンガラスの内側に紙屑が入ってしまい、やむなく一度ばらしたことが。とは言え特にこの吸い込みのほうのローラーは奥が深く、ここまでばらすのはおそらくいろいろいじったことのある人でないとそれぞれのステップで難しいと思われますね。
S1500return
最終的には戻りましたが、いや、関係ないところの爪を一つ折ってしまいましたが、以前より快調の様な気もします。ローラーが適度に固くなったせいか、吸い込みも引っかかりが良いか? せっかくなのでコツの分かるところを残しておきたいと思います。二つ目のお写真は復元後の状態です。つづく。

| | | コメント (0)

サーキュレーター交換の件

Serverroomfanrenew
奥の白いのがXR-DF803 USB給電式DCモーターサーキュレーター ¥1980
いやはや、昨今の暑さで、サーバールーム(ユニットバスの天井裏)の温度が常時30℃越えで、温度制御している空冷用のファンが止まりません。だいぶん軸の音がうるさくなってきているのでこの際、消費電力の少ないDCモーター機に替えてみました。しかしまたこれが、DCモーターのファンはほとんどがソフトスイッチ式で、つなぐ電源で直にON/OFFできるものがほとんどない。その中でこれが唯一と言っていいほどダイアルスイッチ式だったので買ってみた次第であります。とりあえず初期的には用をなしています。
Xrdf803inside
DCモーターの扇風機の類でも、AC接続のものは、12V仕様だったり、24V仕様だったりして、それなりにでかいモーターが付いていますが、これはなんともおもちゃみたいな基板直コイル実装のモーターであり、軸がいつまで持つかは謎であります。2年持てば御の字ですが、保証期間はたったの3か月。それくらいしか保証できない程度のちゃちいものなのでしょう。さすがに5V仕様だけあって、中の配線はおもちゃである。速度調節はダイオードを直列にしているだけだった。つまり弱の場合はダイオード2個直列で回っていることになる。密林では、この前まではUSB5V仕様なのに「電源コード式」などとややこしい表記をしていたが、今見ると「USB給電式」に改められたようだ。ACアダプターが余っていない人が知らずに買うと動かせないことになる。電源が付いていないと言っている人もいる。確かに紛らわしい。液晶テレビがあって、USBコネクタがあれば挿してみるというのもあるかもしれないが・・・。
Xrdf803_33w
銘鈑はそれっぽくできており、5V給電なのでPSEは対象外と思われるものの、TAKASYOU名で丸のPSEマークまで付いている。 しかし、密林のマーケットプレースは常に要注意でありますね。zon発送でないものはちゃんと確認してから発注しないといけません。ベッセルの充電ドライバーを見ていると、特に昨今、トルコの住所で送料無料で半値くらいで出品している悪質な奴がいて、勝手に高額な送料を後から加算して引き落としてくるらしい。このファンも見たことがない業者だったが、一応日本の実在住所の会社の様なので大丈夫そうだった。キラスターストアの登録は個人の住所になっていて、ググって近づけないようになっている。実際に送ってきた住所は、高昇と言う会社の住所で、なるほど輸入業者がTAKASYOUなんだ。発送元はベストサインになっていて、ここはロジ屋さんみたいだ。同じ商品を同じ値段で売っている、天通ライトというところと迷ったが、みればここも高昇関連の看板屋さんみたいだ。ともあれ実在の日本の会社であることが分かったので、注文してみた。運送伝票直貼りで佐川ですぐに送ってきた。値段が値段なので、大きな期待はしていないが、それ相応のちゃんとしたものが入っていた。感心したのは取説で、ちゃんとした日本語で書いてあり、ねじを一つ外して掃除する方法も載っていた。肝心の消費電力だが、だいぶん前に買ったHaneywellのサーキュレーターが弱で18W食っているのに対して、これは弱で3Wしか消費していない。微々たるものだが1/6だった。弱での比較風量はかなり少ないが、それほど強力でなくても良いので3Wで良いだろう。USB式にしては、AC機並みにでかく、弱でもそよ風は流れている。連続一週間で軸が泣き出したというレビューもあるが、さてどれだけ持つだろうねぇ。ちなみにHaneywellも1980円くらいだったと思うが、これは隈取(くまとり)モーターが付いていて、すでに何年も特に夏場は連続で回っていた。DC機でもうちょっとモーターがまともなやつがあればよいんだが・・・。電源ONだけ細工が必要かもしれないが。なかなかないですねぇ。ワンシーズンでヘタると高い買い物になってしまうね。

| | | コメント (0)

« 2023年7月 | トップページ | 2023年9月 »