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悩ましい液漏れ電解の謎

Alconekimore
SONY 1-627-948-12 M-88 A-3015-678-A
いやはや、これは例のマイクロカセットのレコーダーの基板であります。保存状態にもよるのでしょうが、日本製の電解なのに、総勢液漏れしていて容量がありません。ゆえに音が出ない。あたりに一見ねじロックと見間違いそうな緑の結晶が付いていたり、べとべとしていたりします。幸い腐食性は低い電解液のようで、パターンやスルーホールが溶けたりまではしてませんね。まあ35年経っていますから、不良とは言えないですが、それでも個体によっては全く液漏れしておらず動くものもあります。この差は何なんでしょう。夏季にどれくらい高温にさらされたかどうかでしょうか。なお、ウォークマンもそうですが、低背にせざるを得ない部分は、チップタンタルが使われていたりします。こちらは液でなく個体なので35年経っても容量は維持していますね。昨今の高分子でなく、焼結個体タンタルであります。

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