悩ましいパチDSOシェルの件

QUIMAT DSO shell = fake JYE Tech DSO150 ¥2980-
いやはや、これは悩ましいQUIMATのFake DSO150であります。まあそれなりに動いているのですが、しかしSTM32一つでここまで動くかと言う感じ。恐るべしワンチップマイコン。2.5MHzのZ80では考えられないことであります。H8でも上位のでないとこれはやや無理か。高々64KバイトのFLASHと20Kバイトの内部SRAMだけで動いているとは。昨今の無駄な一度も使われることのない膨大なライブラリをDRAMに抱いたまま、有り余るメモリーでだれも把握できない膨大なプロセスを走らせて動く昨今の肥大PCとオブジェクト指向の怠惰なコンパイラ任せのプログラミングから原点にかえるには、こういうバイナリーコードの限界に挑戦する初期のマイコンに似たアイテムはその点である意味面白い。そしてFake とはいえ全く同じなのでそのまま動く自国のクーロンに、同国で対抗策が講じられ、同国クーロンつぶしが。新しいファームを入れるには個別のIDに対してのAuthが必要なのだとか。This board is FAKE ! そして起動しなくなるって、面白い。そして当然のようにこれをハックしようというコミュニティーがあったらしいがまだあるのかな。IDがだれもが想像するシリアルROMには入っていないのもまた少し考えてある。密林のレビューには、このおもちゃを測定機だと思って精度がないとか文句を言っている人もいるが、これはおもちゃである。但し結構それっぽく動くのも確か。A/DがCPU直であり、084がアンプであるところからも帯域はあるわけがないが、このアイテムの便利なところは電池で動く故の電源系との因果関係がなくつつけること。ちょっと入力がつぶれないように注意しないといけないものの、装置のAC電源のノイズを見るにはショートさせる危険がないので役立つところであります。
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