悩ましい樹脂と金属の一体化部品破断の謎

SONY Walkman WM-DD drive gear rupture X-3578-132-0 LEVER (A) ASSY, DRIVING
いやはや、これはばらしたことのある人ならたぶん一目でわかるであろう、ギアであります。磁石で滑りを実現する板に、樹脂のギアが一体成型されているのは良いのですが、さすがに何十年も経つと樹脂が縮んできて、破断してしまっております。これは愛着のある名器Walkman DDでありますが、結構最近、いや10年くらい前までは動いていたものの、まずまたまたやってしまいましたでアルカリ電池の液漏れの洗礼にあい、電池のバネを直そうかと思ったものの、フライホイールのモーターのプーリーが当たるゴムが硬化してしまっており、ガリガリいうようになってしまい、さらになんか引っかかるなと思って基板を外してみると、おっと、これは悲しいギアが割れている。外して瞬間接着剤で止めてやろうと思ったものの、引っ張っても届かない。縮みすぎであります。どうしたものか温めて伸ばすか。しかし電車のレールがそうであるように、これは樹脂の強度が耐えなくなると、温度変化でこうなって当然な構造でありましょうか。いやしかし、昨今、状態の良いこの頃のWalkmanは、当時の値段を超えるのではないかと思われるような値段で取引されており、手が出ませんねぇ。あっても40年経っているとどれも似たような状態か。2個いちもしくは3個いちで部品を取って直るかどうか・・・。このギアはたぶんDDタイプでないと同じのはなさそう。現状かなり質の悪いJUNK状態。どうしたもんだか。
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