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おそろしいリチウムポリマー充電器 つづき

Ss06a_inside
いやはや、ある意味恐ろしい充電器の続きであります。内部ですがかなりシンプルであります。何が壊れたかというと、ACプラグの刃が当たるところの金具が穴のところで破断していますね。いっちょまえにプラグの刃が折れ曲がって収納できるのですが、その可動部品を受ける金具がしょぼくて一度で折れたと。金具が線にぶら下がっております。一応トランスがあって、二次側は絶縁されてますが、何というシンプルさでありましょう。しかしこの感じではULは無理そうですね。右側の蓋の裏にバネがありますが、これが45度づつ回転する押さえのバネですね。電池ピンは被覆が透明の線ですが、何度も動かしているとそのうち切れるでしょう。
Ss06a_input
入力側のACのラインはなんともおぞましい。今にも切れそう。一応300Vの線を使っているようですが、内部部品と、しかも電池ピンの可動する線とオーバーラップしており、危ないですね。保護回路はAC直の1Ω抵抗しかありません。裏のパターンもクリアランス極少。ACの線のところで何かあると保護するものがないですね。折れた金具は仕方ないので片側の刃は線を直付けしました。
Ss06a_bonding
線が切れそうなので、ホットメルトで固定してみました。この構成は中華リチウム充電器によく見るもので、半波整流でフィードバックなしのH13001という1石発振回路で、充電コントロールICが一個付いているというもの。ICはHOTCHIPのHT3582Dで、充電機能はこのICにすべてかかっており、外付けの保護回路などはないため、真にこのICのみの性能でできているという何とも超割り切った構成であります。裏にもう一個トランジスタらしきものがあったので2石ですかね。恐るべし適当に動けばOKな作品であります。

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