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超ややこしいUSB-Cの謎

Usbcjjcheck
YFFSFDC USB Type C 中継アダプタ USB-Cメス to USB Cメス USB3.1 変換アダプタ 急速充電 +高速データ転送 USB Type C メス 延長 コネクタ 2個セット ¥565-
いやはや、例のもげテスターの対策に、USB-Cのメスメスアダプターがいったいどうつながっているのかが知りたくて調べているところであります。怪しい説明文には、「【安定な充電】56kΩプルアップ抵抗で作られた高い品質の通電パーフォーマンス、デバイスを短絡、過充電、過熱などから安全保護します。」なんて書いてあるが、それは電源側の仕様であって、この中継器には内蔵されていない。3つセットと言いつつ2つだったりとか、大陸説明文は信憑性がありません。お写真は、例によってaitendoさんの便利シリーズの基板を両側に挿しているわけですが、この基板自体は全ピンスルーであります。この信号名シルクの付いているほうが曲者で、このシルクは合っていない。昨今だいぶんマシな気がしますが、今までに興味を示して買ってみた変な基板シリーズでは、フットプリントや穴が部品と合っていない基板とか、用途不明の回路のある基板とか多々ありましたから、こんなもんだとは思いますが、メス側のピン配が書いてあり、オスコネクタがついているので、並びが逆であります。ここでCコネクタは超ややこしく、全ピンあると、どっちをA側に見るかで変わるわけですが、これはRX,TXがひっくり返っているので明らかにオスメスがテレコです。さらに状況をややこしくしているのが、コネクタの図がわざとではないかと思われるほどややこしく書いてあること。両側のコンタクトと、真ん中のベロの両面のコンタクトのように分けて書いてあると実物と合っていて良いのですが、両方ともマス目で書いてある不親切な図はコネクタの実物を見ずに書いているのバレバレです。加えて、堂々と逆並びの図を乗せている説明サイトがあることでしょう。TecchXの図はぱっと見間違っています。しかしその図が、コネクタを開口面から見た図ではなくて、脳内で見たプラグのお尻から見た図なのだともし書いてあれば合っている。それをシルクにしてしまうとこれになるのかという感じ。これにメスコネクタを実装すれば合っているのかな。そう、オスメスもややこしく、ハウジング付きのコネクタでは、コンタクトのオスメスでプラグ、レセプタクルを分けたりしていますが、USB-Cはコンタクトだけ見ると線側がメスに見えるが、じつは線側がオスという、これも紛らわしい。外装がどっちに刺さっているかという見方では確かに線側がオスであるということなんでしょう。
結局、GNDとVBUSが束ねてある以外は、スルーのようではある。チャンスがあれば透かしてみたいところでありますね。

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