EP-806廃インクエラーの怪

EPSON EP-806AW 2013.12製
いやはや、70のインクが出てきたので、たまには動かしておかないとと、806を起動してみたら、黒が出ない。ヘッドクリーニングをしてみると、おっと、とうとう出ました。いわゆる廃インクエラー。この機種、2014年のお正月に年賀状を印刷しようと思ったら、前機種EP-802Aが絶不調で、らちが明かないので急遽買いに行ったやつであります。廃価機が売り切れで、ちょっと高かったかも。それゆえ何気に両面印刷ができたり、差込印刷ができたり、レーベル印刷もできるし、今どきの省略機能機と違って、トレーは自動で出てくるし、操作パネルまで自動で動くという一番こなれているとも言える時期の機種ですね。ちょっとぎゅるぎゅるローラーの音はでかいものの、EP-802で一見よくできていた、前面カートリッジ装着ながら、チューブの分インクが無駄ですぐ詰まるというのから回帰して元に戻ったやつで、インクも割と持つ感じではありました。さらにその前のA820だったかもスキャナーがCISでなくてCCDだったのが捨てがたかった・・・。とEPSONプリンターの回顧録は絶えませんが、要は、いろんなパチインクをさしているゆえに(か)、すぐに色が出なくなるゆえ、しょっちょうヘッドクリーニングをするゆえ、インクがクリーニングでなくなってしまうスパイラルに陥りがちなのでありました。それゆえのはインクタンク満タンエラーでありましょう。実際にはクリーニング後のヘッドレスト部のスポンジをティッシュで吸い取っていたので、今度開けてみますが、それほど下には貯まっていないのではという気がします。数年前に人柱チャレンジしたブラザーの安売り機もあるのですが、こちらはヘッドクリーニングが一色ごとにできて、無駄がありませんねぇ。たった一色だけのつまりのために全色どんどん減っていく悲しさ。何とかしてほしいものであります。そこへもってきて処置なしメッセージ。純正の一瞬リセットツールでは、すぐに再発してしまうでしょう。

もはや、メンテ対応期限は切れており、どちらにせよ処置なし。101%でロックアウトとは悲しい。最近の機種ではようやく、インク補充型や廃インクタンクを交換できる機種もあるようですが、そもそもそれが当然でありましょう。INAXの洗浄便座でさえ、LEDはピコピコするものの動作はするのに、動かないとはどういうことか。警告を無視してインクが溢れるのはユーザーの責任。機能を停止する権利が果たしてメーカーにあるのかどうか。結局のところ、そのハードの売値からして、ハードは言わばレンタルであり、純正インクを買うことによって使用権を得ているという考えなのか。ただし、前機種EP-802Aをばらした感想からいうと、その病的なほどの部品点数と凄まじい細かい機構構造とその制御、これは2万や3万で売れる代物ではない。その点ではインク販売で元を取るビジネススタイルを完全否定はできないなという結論に。これは前にも書いたかな。というわけで、やむなく所有者の使用の権利を主張して、しばし他国のXP-710になっていただくことに。つづく・・・
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