アウトレットとは要修理品だったのかの巻つづき

いやはや、続きであります。いじってしまうと交換してもらえないが、たぶん直るだろうという安易な考えで調査開始。4ch仕様なので未実装が多いものの、未実装PADの半田を擦っていてショートしているところはなさそう。一通り眺めてみると、2つ部品に当てて破損している跡を発見。これはC3で、もともと付いていた跡はあるが弾けてなくなってしまっている。ただしこれは3.3Vの入力なので、パスコン一つないくらいでは動かないことはないだろう。

2つ目はC26で、当ててチップコンが崩れている。ここがショートしているとIT9305の1.2V電源が起動しないのでこれかと思って、外したり104位をつけてみたりしたが、1.2Vが出てこない。レギュレターの型番がSMDのマーキングからはヒットしなかったが、大体同じピン配とすれば、Enableピンのようであり、SlowStartの時定数用だろう。それならなくても動きそうだが動かない。上から覗いていると被写界深度が浅いので見えなかったが、この写真でもわずかにその奥に、怪しいピンが見えかけている。

横から見てみると、見事に3ピンが浮いている。これでは1.2Vは出なくて当然だ。ここをつなぐと1.2Vが出力され、IT9305が動き出しUSBにもデバイスが登場した。しかし、プリンシャーにも傷がついていないし、動作検査なんかやっていないのだろうか。その時はたまたまつながっていて動いたのだろうか。バルクだから検査なしなんだろうか。この状態で売られると、普通は手も足も出ないだろう。そんなわけで、動かすのにちょっと時間がかかった。つづく・・・
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