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電解コンを交換しよう

163751412realcon
TC-K333ESL 1-637-514-12 PB board
いやはや、この前水洗いした基板の電解を交換しました。この再生基板に音声系の電源も載っているので、その電解も換えてみました。気持ちがよいですね。この機種、3headなので、録音時のモニターの時のBIAS漏れを切るために、LCフィルタではなく、グライコの定番回路である、GICフィルタのトラップが2つぶら下がっている。5532が余分に4つ付いているのはこのためです。これは好みが別れるところでありますが、録音しないならもういらないとも言える。外してみて差が分かるかというと、やってみたけど、ヘッドホンで聴いている分には、実は解らない。ゆえに、まあ気にしなくて良いのでしょう。末尾ESRはHeadはOPアンプ直ですが、ESLのこれは、前段に2SK170のカレントミラーが付いている。昔のデッキは、SONYのお家芸的NPNトランジスタ1石アンプが多いですが、この場合はどうしても入力にDCを切るコンデンサが必要で、この漏れ電流がヘッドに流れてヒスノイズが大きく出る。もちろん初段の1石のノイズもありますが。昔のデッキにFET入力のOPアンプで再生アンプを組むと、テープのヒスノイズが断然小さくなるのにびっくりしたことがありますね。
Alconavf元付いていたのはニチケミのAVFと言うシリーズである。SONYのこの頃のオーディオ機器は回路の電圧が15Vでも電解は63Vのものが付いているのが多い。漏れ電流を嫌ったものか、63Vで統一して特注していたのか。もう一つのカセットデッキTC-K500Rも電解はほとんど63Vのが付いている。何に換えるかは好みがあるが、あまりこだわらずに、入手性の良いニチコンのFGシリーズに交換した。バイポーラ接続されている音声ラインのは、手持ちのバイポーラのMUSEに換えた。まあ、音が変わるのかというと、高域のキャラクタは少し変わった感じはある。それよりも、低域の音の定位が良くなった気もする。これは電源系の電解を換えたことが効いていると思われる。それよりもヘッドが摩耗していることによる、高域の低下が大きく、磨り減ってないヘッドが付いている固体があったら、ヘッド目当てでぽちってみたい気もする。もしくはこのヘッドのf特に合わせて若干イコライジングするしかないか。電解交換に際して、外した電解の容量を測っても、今回は壊れている物はなかったが、膨れたり液漏れしている物以外は、少し少ないかなくらいで容量的には正常である場合が多い。もともと少ないのかも知れないし、減ったとは言えない。LCRメーターでQや、10KHzとか高域のtanδを測ると差があるかも知れない。100Hzとかでは差がない可能性が高い。カーブを取ると差があるかも。

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