
KYA-0667 あんか裏面
いやはや、続きであります。裏面は、昔はブラウン管テレビの裏蓋とか、真空管ラジオの裏蓋とかでよく見た、紙を固めた板であります。絶縁物であることと、熱くならないのと、安価なのがメリットでしょう。中の板金を止めているネジにシールが貼ってあります。もう一つはラベルで隠れている。中の板金は、電源からは絶縁されていますが、その絶縁はマイカの薄板のみであり、見ると心細い。このネジは電源と極薄の雲母板でつながっているというか浮いているだけ・・・。

まあ値段が値段なので贅沢言えませんが、つまみのまわりの隙間が大きい。ホコリ入り放題であります。このあたりがその昔のナショナルのあんかがとても良くできていて、子供心にばらしてみて感心したのを今でも覚えています。その頃にもこれと同じ様なやつもあって、それは当時のSANYO製だったような気がします。その2つを比べてみて、同じあんかでもこんな作りが違うのかと思ったのであります。

さて、大陸製造の100Vものは、内部がどうなっているか見てから通電しないと危ない。というわけで、内部をのぞき見。よくあるコタツ的な感じでまあこんなんですかね。斜めに立っているのがヒーターであります。そういや、その昔のナショナルのにはネオン管のパイロットランプも付いていた気がする。どっかもう残ってないかな。あんかの50年の進化と退化をぼやきたい。サーモスタットはメカ式、接点にはノイズキラーが付いてます。エンパイアチューブには温度ヒューズが通してある風。まあいきなりショートはしなさそうだが、最悪板金は漏電する可能性はありそう。そうすると、裏面のネジ触るとびりびりくるかもと言うことですかね。まあ1500円なんで文句は言えません。かといって高もんがあるかというとそもそも無いし。
PS:その後
オークションを見ていると、それがDW-28Sであることが解った。電源スイッチはなかったようだ。驚いたのはそれが赤外線ヒーターだったこと。なつかしい。
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