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LED電球が10年持つわけがない:SAMXONが原因ではなかった

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いやはや、過去の電球型蛍光灯の前例から、口金のところに押し込まれている電解のドライアップだと確信していたが、調べてみるとそうではなかった。SA**ONというブランドはピンキリでいくつもあり、たいがいパチコンだが、中にはSANCONのように、SANYOのOEM元である日本のブランドである場合もある。このSAMXONは大陸の比較的大きいメーカーなのか商社なのか、ついていたRHと言うシリーズは、カタログ上では105゚Cで1万時間も保証している高リップル対応品だった。仕様が本当で信頼がおける安定品質であるならば、選択としては合っていることになる。しかしパチコンのカタログは、日本メーカー品の置き換えのための仕様のぱちりであったり、全容量品種存在していなかったりするので、あまり参考にはならない。電解の容量は、確実にドライアップしていない限り、テスター等の簡易測定では容量の低下が見えない場合がある(容量はあるが特性が劣化している)。未使用のルビコンと整流後のリップルを比べてみたが、大差ないので容量抜けしているわけではないようだ。それもそのはず稼働時間は1年以下で輝度低下、点滅し出したからそれほど長時間稼働していない。
Led_normalon
困ったことに、たまに正常に点灯することもあり、ハンダクラックかと、怪しいところにハンダを盛ってみたが、変化なし。しかし、正常点灯すると、相当明るく、アルミのリングは93℃にもなっている。これが器具の中に押し込まれると、内部の部品は100℃以上になっているだろう。非常に過酷な使用条件だ。これだけ焼けていると、どれかの部品のどれも怪しくなってくる。Led93c
コントローラーはNXPのSSL2101Tが付いていた。色々保護回路や設定ピンがあり、部品点数が多いICだが、トライアックで調光した欠けた正弦波でも動くための選択だろうか。ゆえにどれかの部品か、IC自体の故障か。保護回路が働いているのか。全ピンつつくのも時間がもったいないので電解でないことが解っただけで調査終了。LEDは生きているので、球だけ何か使えるかな。でも40~50Vは最低ないと点かないだろうね。

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