2年で焼き付く扇風機
YAMAZEN YBS-B255 2014年製 MADE IN CHINA 25cmボックス扇
いやはや、ラベルのキャッチコピー「オールシーズン活躍」のボックス扇がオールシーズン使っていたら回らなくなってしまった。扇風機のモーターなんて、10年くらい何もしなくても回って欲しいものだが、何時買ったのか見てみると、なんと2014年製、実質2年ほどしか使っていない。これよりも酷使している、モリタの一回り大きいやつは、未だ健在なのにだ。調べてみると、ルーバーのギヤードモーターだけが回っており主軸が回る気配がない。軸がかなり固い。これは、軸が固着して、そのまま通電していたためにオーバーヒートしてモーターのコイルに共巻きにされている、温度FUSEが飛んだに違いない。相当前に登場したシャープのキーキー泣き出す除湿器のくまとりモーターにしても、軸がベアリングでなく、質の悪いグリスだまりが付いているだけで、パーマウイックのようなよいものではなさそうで、焼き付いたのだろう。これはモーターがパチものだ。
換気扇のモーターのように、NSKのベアリングを交換できれば直せるのだが、ダイキャストをかしめて軸受けが止めてあるので直しようがない。やむなく556をしみこませたら、焦げた黒い油分が流れ出てきた。かなり染みこませたらある程度回るようになった。巻き線が細いので、これは直すのはお薦めできないが、温度FUSEを付け替えて、切ってしまったエンパイアチューブの太いのがないので、ULチューブなどで包みつつ、なんとか元に戻した。100Vが来ているので巻き線の被覆が削れるとショートしてしまうが、丸PSEマークが付いているだけあって、1Aのガラス管FUSEがACケーブルに直列に入っており、なんとなればすぐに切れてくれる
ようになっている事を確認したので一応安心して通電できる。モーターも、換気扇ではないが、自分の風で空冷するような構造が望ましいが、プロペラでモーターの通風口がふさがれてしまって、モーターを冷やすようになっていない。プロペラの軸部の裏に少しフィンを付けるだけでだいぶん違うと思うが、そこまで考えていないようだ。どちらにせよ最近のこのタイプの扇風機はモーターが安物で耐久性が全くないことが実証された。定期的な軸への注油が必要だが、取説にはそんなことは書いていない。もはやDCブラシレスの時代なのか。ベアリングはHDDではないが、良いものを使って欲しいものだ。さもなくば全体がごみになってしまう。
| 固定リンク | 0
コメント