TDK SA-C60を聞こう
いやはや、一番お気に入りのSAのC60がまだ鳴るのは嬉しいことです。SAはバランスのいい音をしています。かつてのデッキの主流であった、一石ヘッドアンプに比べると、4558タイプのOPアンプのローノイズ版で組まれた世代のプリアンプは、ヒスノイズが少ないですね。ヒスノイズの原因はテープが原因ではなく、ヘッドと初段のアンプのカップリングに依存しているところも大きいのでしょう。消去ヘッドでヒスノイズを書き込んでいるデッキも多いことから、かつては新品テープでは消去ヘッドを外してしまって録音するとヒスが少ないとかもありましたが(簡単バイアス発振器だと、消去ヘッドの配線だけ外すと、その分録音ヘッドのバイアスが増えてしまうので、ダミーで消去ヘッドをつないでおく必要あり。)、SAだと、NRなしで十分聞ける範疇です。いやぁ、今思うとFMのテープはもっと置いておくべきでしたね。ファンファンのとか、これもちょっとだけ教授のサウンドストリートが残っていたりとか、惜しい限りであります。
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