リモコンを治そうRM-J500編
いやはや、カセットデッキを動かすのにリモコンがどこへ行ったかと思っていたら、そうだ、前にやってしまいましたまたまたアルカリ電池の液漏れで、ばらしたままだった。残骸を探すととりあえず全部あった。リモコンごときにアルカリ電池を入れること自体がよくないのは再三わかっていることなのだが、手元にマンガンがなくて、アルカリが転がっているとつい入れてしまって放置するとこのありさまだ。端子に見事な塩が析出している。
いずこでもよくある現象だが、特にリモコンでは微弱な電流が常に流れており、吸湿のよいベークの基板の端っこと相まって、レジストの下で銅のパターンが溶けてなくなっている。このように微弱電流が流れている回路にアルカリは最悪である。まだスイッチ式の懐中電灯の方が液漏れまでの時間は長いだろう。IC足の根元や、セラミック発振子の足もクラックが入っているぽいか。
とりあえず切れているところをつないでみた。回路はNECのリモコン用ワンチップCPUのμPD6124CAで、基本回路図どおりである。治ったかと思ったが、動いたり動かなかったり。デジカメで赤外LEDの光具合を見てみると、発振が不安定。電池回路で電解が抜けているとも思えないが、替えてみるか。足は補強したがまだ切れかけているところがあるのか。それともセラロックかな。
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