ああ、悲しい作りだ(なさけない電波時計のつづき)
いやはや、ああ悲しい。これが日本ブランドの売り物の製品だなんて。右上は電波時計の受信モジュールだ。チップをダイレクトボンディングして安く作れるようになったゆえに電波時計が1000円しない時代に突入したわけだ。シリンダー型のクリスタルが2つついている。これはおおかたど山と、はがね山の両方受信できるようにするためだ。片方は半死にだが・・・。間欠送信するにも深夜に時計側が定時受信するタイミングにうまく送信してくれないと同期できないし、昼間はノイズが多くて受信できないだろう。そこから伸びる2本の赤い線はバーコイルアンテナへの線だ。これはまあ良いだろう。その下に二股に足を開いているのは、バックライト用のLEDの足だ。なんと裸マウントに、恐るべしその足にちょんづけで線がハンダ付けしてある。そしてその手前の基板実装用のタクトスイッチのリードにもちょんづけでリードがついている。素人の工作でももう少し考えるが・・・。動けば良い、動いている間に売ってしまえば良い、1年持てばよい、そして土に帰る悲しい他力本願モードでは10万年狂わないという電波時計である。
がんばろう日本。匠の技と技術で品質を売り物にするのだ。海外生産でゴミを作る時代は終わった。
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