自律神経失調症な他力本願電波時計
いやはや、福島の原発に近い、おおたかどやは停波しているらしい。近ごろ千円やそこらで電波時計が売っているが、あまりに中身が粗で、自身の寿命とそんなに今の文明が続くとも思えない単位で、10万年に1秒しか他力本願モードでは狂わないらしいが、自律神経は貧弱で、それでもクオーツかと言うほど一日に何秒もずれていく。かつての単なるクオーツの方が遙かに精度が良ろしい。さて、これはSEIKO製だが、SEIKO製も電波時計には失敗作が沢山あり、デザイン優先で非常に使いにくい、使い物にならないものもあったが、これは、すっきりしたデザインで、むやみにボタンが押されてしまうこともなく、良ろしい出来の部類である。しかし、日付のセグメントが一つ点かなくなってしまって、
金太郎飴ゴムが浮いているのだろうと開けて押し直してみたが点かなかった。と言うことはセグメントドライバーが壊れたのだろう。時計としては動いている。しかしまた、SEIKOと言いつつも、中身は大陸製。汚いハンダ付けと、今にもショートしそうな線の引き回し。幸いクリスタルが2つついているので、これは、はがね山も受信できるようだ。ご多分に漏れず、こいつも自律神経モードではどんどんずれていく。そして千円やそこらのこいつらはせいぜい2年くらいしか持たない場合が多い。他力本願モードでは、送信所が10万年稼働していて、その粗な時計が10万年も動き続けられるのであれば、その間1秒も狂わないが、自立精度では日差数十秒。つくりが粗で製品寿命せいぜい2年。とは矛盾したバランスこれいかに。
| 固定リンク | 0
コメント