ハンダがついてないペンダントのグローソケット
いやはや、なんだこれはの世界である。これは、もう既にだいぶん古いものなので、今ではこんな構造ではないとおもわれるが、20年くらい前のコイズミの和室用蛍光灯ペンダントのグロー球のソケットである。この頃のものは日本製でも結構まだ内部はベタな配線とハンダ付けで構成されたものが多く、そもそもこのグローソケットの構造自体、今で言う大陸製のような構造で、銅のベロを枠にボルトとナットでネジ止めして、どこに接続点があるのかと思えば、直にベロに線をハンダ付けしているのである。その半田が完全芋であり、リン青銅の皮膜を貫通できていなく、表面にへばりついているだけというバカな仕上げである。内部配線もラグ板がネジ止めされており、裸で配線されている。時代を感じさせるが、まだまだ外観は自然木でできていたりして風合いがあるし買い換えるにはもったいなく、安定器も切れているわけでもなく、しかし点かないというこの頃のペンダントは、コイズミ特有のグロー球ソケットの不良を疑ってハンダ付けを直せば復活する場合が多々あると思われる。聞いてみると、かなり当初から点かなくなっていたらしい。製造上の不良品であると思われる。実はサークル球3灯構成であり、一つだけ直したのだが、もう一灯もどうも同じ症状になっていたようである。グロー球の接触が怪しい。うまくベロを押し込むと接触するので、ハンダが付いていないと思われる。再度ばらすのは大変なので、押し込んでごまかしたが、結構高級な器具なのに中がだめである。こんな程度で直るものは直して使い続けたいものである。
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