誰も守ってくれない
★★★★☆
いやはや、これは結構な展開のスピード感があり、うまく構成されている。湾岸署を引退して開いたのか、柳葉ペンションでのゆっくりした時間の流れとの変化が面白い。近年の荒廃した心の青少年の殺人の結果がリアル(なのか?)に描かれている。佐藤浩市氏が、いわゆるダイハードのマクレーン刑事ライクなばばを引いたけれども活躍しているような・・・。マジックアワーでナイフを舐めているのを思いだしてはいけない。未来ちゃんもはまり役だろう。なんとお母さんはトイレで自殺してしまうが、かといってこの状況で他には選択肢がなかったとも言える。
いやしかし、これほどあからさまなCCDカメラが付いていたら、入ってすぐに気がつくだろうに。今時の子なら。ネットでの晒しも度が過ぎているようでしかしあながち誇張でもないかも知れない。それでもしかし、今の時代は、簡単に人を売ったり裏切ったり、誰も信じられない、守ってくれないと言うタイトルにたどりつくのか。邦画としては上出来で星4っつ。
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