廃価版VHSデッキ
いやはや、公私共に最近倉庫整理に注力しているのですが、VHSカセットを捨てるにあたって、気になるラベルの中身を見たいと思ったところが、VHSデッキの登場理由な訳ですが、我が家で一番新しいVHSデッキである、東芝のA-F9もかれこれ10年選手となりつつありますね。しかもなんとテープを巻き込んでしまった。仕方がないので中身を観察。VHSデッキ1万円時代の作品は、さすがにカスのようにシンプルですな。ドラムのモーターを発想の転換で、ドラムの上に持ってきたからこんな薄くできているのですね。しかもピンチローラーがカセットのように、外側にあるゆえ、上下する機構が不要なのですね。キャプスタンはさすがにDDのようですが、コイルの巻きのなんと汚いこと。
まあ、ある程度それなりには使えていましたが、走行系がしょぼいのでジッターが多いのが特徴なデッキですね。カセット挿入口のフタのバネが中に落ちると発煙する事故があってリコールされていた機種でもあります。で、テープを巻き込んだ原因は、ヘッドクリーニングについているスポンジが加水分解してどろどろになっており、ドラムに塗りつけられて、それにひっついたテープが巻き付いたようです。こんなところに加水分解するスポンジを使うこと自体が問題ですな。ドラムの右にある白の樹脂のアームの先についているオレンジ色のが、溶けたスポンジの残りです。SONYのはここは溶けてません。
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