俺たちの朝#26 (親父と行きずりの女と春の凧)
いやはや、26回である。相変わらずオッスのバカおやじは、お袋さんが死んで1ヶ月というのに、変なおんなを部屋に連れ込んでオッスに見つかり殴られる。カアコは3500円もするメロンを買ってお供えしようというのにである。フーテンのオッスは相変わらず金もないのにヨットに憧れ物色している。無責任なオッスは、店番もそっちのけで、店の中の枯れ木までもヨットのマストに見えてくる。なんと、ヌケさんに店番を押しつけて自分は帰ってこないというどうしょうもないいいかげんさである。しかもカアコに怒られてパチンコ。
おやじはおやじで元かののスナックで酔いつぶれ、オッスに迎えに来てもらうが、おやじにおまえに俺の気持ちがわかるかと殴りかえされる。チューは自分も店番をしなければと無理をして店を開けているのにである。むしゃくしゃオッスはチンピラと喧嘩のあげく、バーで酒を飲み、そこにいた見知らぬ女とタクシーに乗りお部屋へ・・・。しかし我に返ったオッスはすぐに家に戻り始めるのである。俺もおやじも「糸が切れちゃったんだよ、チュー・・・」さらに酔いつぶれたどうしょうもないオッスはカアコの部屋で枕を抱いて寝込んでしまうのである。オッスの寝言は「かあちゃん」である。美沙子さんは浜辺で凧を上げている・・・。
「誰かがしっかりと 糸を持っていてくれないと 凧は風に吹かれて 海に落ちてしまう」である。
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