Switch Power AC adaptor
いやはや、USB-IDEのアダプタに付いていたACアダプタである。そもそもセットで2000円しないものであり、上等なACアダプタが付いているはずもないが、それでもまあまあ持っていた方だろう。CDRドライブに常設していたら、なかなか電源を切れるつなぎにできなくて、通電したままほってあった。2年くらいは動いていただろう。ゆえに良しとしよう。
例によって開けてみた。思ったより詰まっておらず空間的には余裕がある。粗な割にはトランスにクッションが入れてあり、ベークの基板からもげないように考慮されている。これは昔の98noteの全数トランスもげ構造よりも安直ながら現実的な対策がされていると言えよう。MOSFETにはヒートシンクがちゃんと付いており、驚いたことに富士電機のMOSFETが使われている。
ICは使われておらず、自励式でフィードバックがかかっているだけである。リファレンスはシャントレギュレターのTL431である。これでワイド電源になっているがコントローラーなしで良く動いているもんだ。2次側の電解が明らかに小さい。今にも花咲きそうなくらいふくれているので、リプルに耐えていないと思われる。
モトローラのMのマークをひっくり返したようなロゴの、WANLONGと言うメーカーの電解である。通電すると一瞬動くので、電解を換えたら復活するかも知れないが、既に信頼性がないのでこれは捨てよう。半導体類がまともで構成がシンプルなので、直らなくはないが・・・。
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