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俺たちの朝#23 (炊事当番と物置小屋と下着の山)

Oreasa23_1いやはや、23回である。今回は見どころがいっぱいである。青春ドラマとウルトラマンといえば、エスケープラーメンの店主、いや、米屋と物置小屋の店主、名古屋さんである。ここでもいい味を出されている。タイトルの炊事当番というのは、順番に炊事当番をするはずなのに、一番暇なオッスにカアコが暇なんだから代わってあげなさいよとしつこく言うのでオッスが切れるのである。オッスはスイミングスクールで事務をやれと言われて苛ついていたのである。
Oreasa23_2有名なコーチが来るからという理由だが、その有名なコーチはなんと若いルーさんではないか。役柄とはいえ水泳選手とは思えない貧相な胸板を披露されている。オッスは妹の杏子がバイトをするというので、自分が稼がないといけないと悟り、スイミングスクールでの事務を仕方なく請け負うのである。
物置小屋というのは、名古屋さんが大家の、後に住み込んでジーンズショップになる場所である。チューは、オッスにけなされて、台詞も覚えられず、住み込みでスナックで働Oreasa23_4いた方が稼ぎがいいんだと言って家出してしまう。
スナック、ドンキホーテではまたまたレアなこの頃からもメラミン色素な、テーマ曲も唄っている松崎しげるが弾き語りのライブをやっている。そしてチューはメラミンにこんなところで水商売に流されて埋もれてしまってはだめだよと一言言われ、若干我に返るのである。お節介なオッスは、店にまで訪ねてきて、一緒にジーンズショップをやろうよ誘うのであるが、オッスがやることがうまく行くわけがないと内心思っているチューは、乗り気になれないのである。
Oreasa23_3劇団アパッシュに通うチュー。明らかに万人から見て劇団志望には適正がマイナスであろうと思われる、役柄を演じているチューさんである。何故にそれほど向いていないと思われる、それが夢なのかわからない設定ではあるが、それゆえいわゆる単なるありがちなミュージシャン志望と同じ意味合いで、この頃の今で言うフリーターなその生態が、ドラマとしておもしろいのである。
Oreasa23_5そしてメインのストーリーは、海岸でであう大声のおっさんが、実は米やの飛行機好きのおっさんで、単純志向なオッスは、鎌倉で店を開きたいというカアコの知り合いを案内したときに知った、おっさんの荒ら屋を、ここでジーンズショップをやってみようかなみたいな軽い気持ちでスイミングスクールをあっさりやめて、たった数万円で店を貸して欲しいとおっさんに頼み込み、おっさんはオッスが仕事を辞めてまで店を開きたいんだと勘違いし、その単純さに感嘆して?貸してくれることになる。オッスはオッスで母の遺産がまだあるものだと、相変わらずのオッスのおやじに金を借りにいくが、既に使ってしまったすまんと言われ、その代わりにと言う、山のような下着の在庫を送りつけられ、
Oreasa23_6結局、何もできないオッスはカアコ主導でその下着を売る店を開くことになるのである。しかしおっさんにジーンズ屋を開くというから貸したのに、店頭に下着をちりばめられては不健全だと言われ、またまた波乱が始まるわけである。
「つらいことが 多ければ多いほど 人生もまた 楽しい」である。

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