MAXTORのハードディスク
いやはや、仕方がないので無理矢理本体をケーブルごと引っ張り出してばらしてみた。おっと、MAXTORのハードディスクではないか。過去、MAXTORのハードディスクは壊れたイメージしか残っていない。VAIOもMAXTORを使っていたのだね。とはいえ、製造年は2000年。プレミアムな代物であり、酷使連続動作はしていないとはいえ、壊れてもおかしくはない時期ではあろう。連続稼働時間としてはやはり2年くらいか。わたくしの中では、可動部分の寿命よりも、半導体部分の熱的な劣化ばかりで壊れているイメージができてしまっているメーカーである。
お約束でふたを開けてみた。ヘッドクラッシュして削れているのかと思ったがそうではなく、中はぴかぴかである。DISK3枚構成で6headだろう。シンガポール製であるが、ダイキャストはむやみに追加工で削ることなく精度が出ており、非常に綺麗なものである。基板も腐食している様子はない。TIのDSPとLUCENTのチップがのっている。HYUNDAIの16MbitのSDRAMとITALY製のSTのフラッシュも載っている。DSPはまだしもLUCENTは火傷しそうなほど熱くなっており、まったく認識しないつぶれ方をしているので、メカ部分ではなくて、このあたりのI/Fのチップが死んでしまったのだろう。
仕方がないので、余っているHDDを取り付けることにした。何やら怪しげな祖父のシールの貼ってある、NECブランドの10Gである。おっと、なんと1999とはさらに1年古いではないか。しかもこれは、結構Cドライブとして使っていたやつだ。まあ壊れるまで動いてもらおう。そんなわけで、MAXTORのマグネットとぴかぴかディスクには、鳥よけの園芸GOODSとしての余生が待っている。大いに活躍するのだよ。
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