100円FOMA-USBケーブル
調子に乗って、もう一発ダイ粗ねたである。とうとう、100円バージョンが登場していた。いや、いつも品切れしていたのかも知れない。FOMA用のUSB充電ケーブルである。どんな作りなのかの興味津々で、確保してきた。ガンメタとはなんぞや。そうか色のことを言っているのか。
そういえば、携帯の電源が一人入ったままだったから、飛行機の無線が使えなかったなんていうお粗末な報道がされている。飛行中にGPSに影響を与えるというのならまだ分かるが、今時のBPFの性能で、たとえ、操縦席で携帯を使ったところで、携帯の周波数がエアバンド(かな?)に影響を与えることはまずないだろう。もっと単純なPTTスイッチあたりのトラブルか、断線とかしょうもないことだろう。初期のポータブルCDプレヤーならノイズだし放題で、たとえハイパワーなFMの無線であってもある程度の妨害は与えそうだが・・・。
なにやら、パッケージにはいっぱいシールが貼ってあり、注意書きだらけである。クレームを避けるためには致し方ないが、パッケージに金がかかってしまって、肝心の製品の質が落ちるのが気になる。「※機種によってはカチッと音がしてはまらない電話機もあります。」と書いてある。カチッと音がするゆえはまらないのか、はまるとカチッと音がすることを言っているのか、昨今よく見る変な日本語の一種が見られる。最近の受け側が奥まっているタイプの電話機では、プラグが大きいため奥まで入らないだろう。そのことを言っているのだと知っている人は分かるが、その意味では、「機種によっては、カチッと音がするまではまらない電話機もあります。」の方が明快だろう。こういったものは、現物をよく観察してから使わないと、思わぬトラブルを招く。通電の前には中身を見るべきである。
セオリーに従ってまず各部を観察した。おっと、粗な部分が各所にある。これは危険だ。USBプラグの電源のマイナス側のコンタクトの前に、USBプラグをモールドしている樹脂がしみ出してきているのか、外から付いたのか、コンタクトを邪魔している。このまま挿すと、通電しない可能性もあるし、パソ側のコネクタを変形させて壊す可能性もある。
FOMA側コネクタは極限までコストダウンしていそうであるが、上面だけはシェルに薄い金属があてがってある。この金属板がちゃんとシェルにはまっておらず、浮いている。引っかかりが樹脂のシェルの溝に入っていないのである。このままFOMAに挿すと、FOMA側のコネクタの周囲を削ってしまって、しかもこちらがわも変形が進んで壊れてしまうだろう。チャイニーな適当な組み立ての典型である。
電源を挿すからには、中身を見てみないといけない。幸いはめ殺しではなくて、開く構造の2枚構成のコネクタとなっており、無傷で開けることができた。ハーネスは2芯で、芯線を箔でシールドしてシースをかぶせたものである。電源線のプラス側は1.5Ωの抵抗を直列にしてあり、FOMAとは5Vと電流制限抵抗で充電出来るようである。1.5Ωの抵抗は、なんとULの収縮チューブで両端を覆ってあり、ショートしないようにと、強度的なところをまかなっているようである。(意外にもちゃんと処理してあるという意味であり、この工作を100円に収めるのはチャイニーならではの作業であろう。)そんなわけで、モールドのはみ出しを取り除いて、コネクタを分解したついでに、はみ出ている金属板を直して、まあ100円なりには使えそうかな。
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コメント
飛行機の無線が使えなかったのは
貴推定どおりマイクコードのショートでしたね
#PTTがアースに落ちていたらしい
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投稿: 伍玖肆 | 2007/11/03 14:25