音の悪いパソスピーカ
これは、会社で廃棄していたパソ用スピーカーである。全然いい音がしない。中を開けてみるとだいたい予想通りのチャイニーな作りであるが、一応何やら防磁タイプのTWOWAYスピーカーになっていたりするが、飾りのバスレフポートやテキな箱や変な吸音材で、なにやら、ビビらないようにかホットメルトだらけであったりするが、そんな努力もむなしくやすもんラジカセ以下のだるまな音である。構造もすごいが、アンプはSTのTDA2030が各チャン1つずつついていて、この2つのICは基板の保持も兼ねている。入力は珍しく24VAC30Wとなっていて、24Vかけるとかなりなパワーがでるだろう。基板にブリッジがついているので、適当にACアダプタをつっこんでみると、5Vでも一応鳴る。ツイーターは全然良い音を発していなく、シリーズにつながれている低域カット用のバイポーラコンはツイーターのマグネットにホットメルトで止められている。トーンコントロールも付いているが、設定されている周波数がスピーカーに合っておらず、なんかBASS,TREBLEどちらをいじっても変な音になる。
チャイニーな基板は例によって電解コンがはみ出ていたり伸びて付いていたりとがさがさな作りだが、反対側の出力に別のスピーカーをつないでみるとまあそれなりには鳴っているので、アンプ自体の音はそんなでもないようである。BTLかと思ったが、2つしかICがないので、2つあるVENTと書いてある液漏れしそうなでかい電解は出力のカップリング用のようである。捨てる前に開けてみたのだが、このアンプだけは線を出してきたら簡易アンプに使えるかなと思えたりしてまた捨てられないか。反対側のSPだけのは捨てよう。じゃまだ。
| 固定リンク | 0
« MDはいかほどか | トップページ | もはや冬か »
コメント