押せないスイッチ
このエアコン、強制冷房と、フィルターリセット用の押しボタンがカバーの下にあるのだが、どうやってもこれが押せない。仕方ないのでフィルターのリセットは一旦プラグを抜くか、このエアコンのブレーカーを落とすことで実現しているが、タクトスイッチとの位置が微妙にあっていないのだろうと思っていた。しかし今回ばらしてみて解ったことは作りが悪いというか、手抜きというか、適材適所を間違っているというか、意図がよく分からない構造が原因であることが解った。結局外に出ている出っ張りの押しボタンの下にさらにカバーがあって、その下に基板上のタクトスイッチがある。カバーは、基板のカバーと一体化しており、なんと、硬いプラスチックに成形でダイアフラムみたいな形を作って、真ん中を可動部分にしたつもりのようである。しかし硬すぎてダイアフラムになっておらず、押すことができない。押されにくいようにする意味もないし、周囲はがらがらなので密閉する意味もない。まだくり抜いてあった方がよほどましだ。それとも成形で本来くり抜く型であるところが残ってしまっているのだろうか。それにしてはダイアフラム的形状になっているのが気になる。構造が解ったので、コツという意味でうにょーと長時間押していたら樹脂が変形してきて押せるかも知れない。しかし冬季は硬くなっていて無理だろう。とてもいけていない構造のスイッチである。
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