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でかいACアダプター

Ac_adaptor1携帯のACアダプターもどんどん小さくなって、どこにトランスが入っているのかと驚くばかりだが、パソのACアダプターも思えば結構小さくなった。VAIOのなんかは逆に消費電力が増えて大きくなった時期もあろうが、まあ大まかにはどんどん凝縮されてきている。初期のものは通気口も設けられていたが最近のは完全密閉で、ある程度の寿命を全うしたら良しとするコンセプトなのだろう。さて、お写真は右がたぶん初代Dynabookで、左は初代リブレットである。Dynabookのは比べるとでかい。しかしこんなACアダプターを持ち歩いていた気もする。
Ac_adaptor2中を拝見してみよう。大体日本製だとはめ殺しにはなっていなくて、ラベルの下やゴム足の下などにネジが隠れている。指で擦ってみるとへこみが解るはずだ。ピン付きのトルクスネジでとまっていた。これで12V0.83A 89年製、リブレットのが15V1A 96年製であり7年の進化の結果であるか。普通はネジを開けてしまうと修理に持って行っても断られるが、自分で直せばよいのであって100Vのつながるものは、100Vを掛け得る作りをしているかどうかを、特にあちら製のものは、PSE等のマークに惑わされることなく、まず確認のためにも開けてみてから通電するべきである。まあこれは純日本製でもあるし、技術の進歩を目で見て楽しむ意味で何でも開けてみようということである。昔の98ノートのNECのACアダプタなんかは基板がベークの片面で、重いトランスをそのまま普通に付けてあるものだからスルーホールのない基板ゆえ強度がなく、持ち歩くと振動や落としたときの衝撃で、トランスの足の半田が突き抜けたり、基板にヒビが入って断線したりと、数えられないくらい集まってきて直してあげた記憶があるが、ある意味あれは携帯されるACアダプターとしては欠陥品だろうね。これはまだトランスの押さえなども作ってあって好感が持てる部類である。
Ua0304p01ガラエポ片面基板でオーソドックスにそれほど詰めずに台湾製のようにひしめき合うことなく部品が配置されており、すべての部品は日本製と思われある程度充分な信頼性を確保していると言えるだろう。インレットのケーブルの居場所を避けて部品が配置されているあたりは無理矢理押し込まれることの多い台湾製と違って日本製らしいところだ。でかいので処分しようかと思ったが、出力が12Vであり、別の用途で使えるので、やや思案である。
Pc9801lv12さらにすごいのがあった。PC9801LV21である。手前のリブレットのに比べると、鯨のようである。LV21といえばホワイトモノクロ液晶の巨大なラップトップである。重くてとても持ち歩ける代物ではなく、単に蓋を閉めることができる液晶画面一体型パソコンという感じだったが、ACアダプタも単にアダプタと呼べる程度の箱に入れてみましたくらいの勢いある大きさである。
Pc9801lv12inside中もすばらしい。JRC製であるが、TDKのEAKを彷彿とさせるような余裕の部品配置と、何ら小型化しようと言う思惑も感じられない堂々たる部品たちがうかがえる。紙エポキシ製と思われる基板に、オレンジ色の電解はスイッチング電源用の高周波特性の良いタイプであろう。右に見えるノイズフィルタはまだ松下の丸いコアの特許が切れていなかった時代だから大きいものが付いている。立っている基板は制御ICとフィードバックのフォトカプラがついている。左のヒートシンクには、サンケンのICがついており、直だしケーブルのDC出力とは別に、充電用のDCジャックがついており、これにバッテリーパックをつないで充電できるのだったかなんかだと思う。このころのはもちろんニッカドであり、その充電用ICかと思う。
Pc9801lv12plate銘板もなんとアルミ製である。メイン出力は16V2.5Aと結構なパワーである。この電圧と電流だと適当なシリーズ抵抗を入れれば鉛バッテリーの充電器に使えるなと思ったりして、いやこれはでかすぎるし捨てるかな。92年製でもちろん98は日本製である。DCジャックもまだEIAJ統一以前であり外側が+になっている。ものはよいのだがねぇ。あまりにでかい。

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